花ちゃんからの手紙

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「同じ癌になった私に彼女が託したものです。 自分が死んだら、おじちゃんから渡してと・・・。 まずはご主人の望さん、響君、吹雪君、恵ちゃん、北条のご両親、花さんのご両親、そして、桜ちゃんにだ。」 「花が・・・」 「彼女は弱りながらも自分の気持ちを書いていたんだと思います。 どうか読んであげてください。 私はやっと肩の荷がおろせます」 「桜も読んでやろう」 私は震える手で手紙を取り出した。
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