「キョウシン」関係の構想

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さて、この物語は怪異×バトルと書きましたが。悲恋とは? ◇キーアイテム「帳面」 ◇キーワード「綺麗な人だと思った」 ここから、物語の核心に触れていきます。 ナオの店にあった「藤色の帳面」、あれははなの持ち物で祖父から受け継いだ「薄紅色の帳面」と同一のものです。 将来的にナオは怪異との戦いで命を落とすことになります。(美冬の予知した人物とは別の話) しかし、はながどうしてもその死を受け入れられず、能力でナオを怪異に変えてしまうのです。 その選択ではナオもはなも幸せにはなれなくて、後悔したはなが例の「時間の怪異※」を使って、物語の主軸になる時間軸に行ってやり直しを試みたというのが忘れ物の真実です。 そうして過去に干渉しつつも、結果的に未来のはなは何もできはしませんでした。(未来のはなが会いに来た記憶は、ナオから消えています。そのため「忘れ物」「怪異の類」と言っています) ※補足 この怪異は、ゲームアプリに憑いたものと同一個体。未来のはなの願いを叶えるために力が足りないとかそんな理由で、人間の時間を搾取してたような……忘れました(おい) なんかとにかく今の時間軸で、「トキ」は時間を戻すには力が足りない状態になっています。 話を戻しまして。 まあそんな事実を、二人はある時点で知って運命の日を迎えます。が、結局ナオの運命は変えられず、またも死に瀕してしまいます。 状況的にはながいなければ助かったかもしれないと気付いた、この次元のはなが出した答えは──。 二人の出会いをなかったことにすること。 時間は戻せないけれど、二人が出会って過ごした時間をトキに喰わせることで消して、この状況を生まないようにする。つまりナオの人生からはなが消えるという選択です。 この選択で、ナオは生き残ることができました。 しかしそれから数年が経っても、ナオはずっともやもやしています。 ナオの胸中 「誰かの術の中にいて、偽りの世界を見せられているのは明白だが、淀んだ悪意の気配がない。あたたかく清らかな決意を感じる。誰かの術にかかっているのは分かっているが、これを何とかしようとするのは、その誰かの誠意を踏み躙ることになるのではないか」「でもすごく腹が立つ」←ナオくんっぽいでしょう。 偶然、はなと街中ですれ違った時に、出会いの時と同じ描写を挟むつもりです。 はい、ここで出てくるのが「綺麗な人だと思った」というキーワード。 とりあえず大筋は以上ですー。 こうやって書き出して改めて思いましたが、やはりこの長編は書ける見込みがなさそうです(´・ω・`) 他のエピソードや名前出てないサブキャラ関係のことなど、洗いざらい話して供養します。が、とりあえず今はここまで。またそのうち。 2024/02/17
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