「キョウシン」関係の構想

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はなの祖父の訃報から話は始まる 県を跨いだ祖父の家に向かうため、学校を早退して帰路につくはな。バスを乗り違えて見知らぬ商店街に辿り着く。 季節は5月の連休前。雨に降られて本屋の軒下で雨宿りをしていたところ、ナオに招き入れられる ※ここは絶対に書きたい、今後の二人に欠かせない出会いのシーン。 『綺麗な人だと思った。顔の造作のことではない。身に纏った空気というか、その存在そのものが静謐で、綺麗だ』←はなから見たナオの印象のようであり、後々ナオがはなに抱いた印象だとも判明する はなは濡れた状態で書店に入るのを遠慮する。 「結構濡れてしまったらから、わたしがお邪魔したら、売り物()が湿気てしまいます」 「それならこんな日に店を開きませんよ」←営業ナオさんは、にこやかで丁寧。ナオくんも成長したのでしょう笑 中は本屋と薬局が一緒になった変わった店舗。薬局はナオの祖父がやっている。片田舎の寂れた商店街。客は少なく、学校などに本を卸して食ってる感じ。 しばらくして母が直接迎えに来る。はな、お礼代わりに適当に雑誌を買う。 レジカウンターの奥に飾られた不思議な雰囲気の帳面(藤色)に目を惹かれて、ナオに尋ねる。一瞬、怪訝な顔をしたあと、にこやかにナオが語るのは「お客さんの忘れ物」とのこと。「ここに置いておけばいつか持ち主に帰る日も来るかもしれない」 ↓ はな、祖父の家へ。祖父の家大きい。 離れは祖父の趣味の部屋で、小さい時にそこで遊んだ記憶が残っている 思い出を振り返るはなの前で離れの扉が開き、中から伸びた白い手に手招きされる 嫌な感じはしなくて、祖父の手に見えて誘われるまま離れに向かうはな なんやかやある(面倒になった) はなの祖父というのが、異形、怪異、あやかし……と呼ばれるものを生み出せる人だった 正確にはそういう能力を人に与えられるカミサマがいて、祖父はそのカミサマに気に入られた人だった 能力は絵や文字に起こすことで発現する この能力は危険視されていて、異形を狩る連中(ナオたち)は能力の在処を探っているらしい。祖父は特に力を使うこともなかったからバレずにいたらしい 後継するものではなく、カミサマの気まぐれで与えられるもの はなはもちろんそういった素養はない。でも赤子レベルで小さい時に、離れで祖父が能力用に使っていた帳面で口を切ってる。その時に染み込んだ血で、カミサマとは因果が生まれてるとかなんとか……。このへん曖昧ですがなんやかやで、はながカミサマに憑かれることになる。 →続く
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