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食事を終えて僕は柊華さんを誘って公園に行くことにした。
雪はちらほらと舞っていて外は寒かったけれど、僕は緊張していて全く寒さは気にならなかった。
公園に入ると白い雪景色が綺麗で、柊華さんが、
「素敵ね!」
と喜んでいた。
噴水の前に来た僕は柊華さんに立ち止まってもらって、僕は柊華さんの前にひざまずいた。
「柊華さん、僕は頼りない男だけれど、柊華さんのことを一生大切にします。
僕と結婚してください。」
僕はポケットから指輪ケースを取り出して、ふたを開けて華織さんの前に両手で差し出し、頭を下げて目をつむった。
すると柊華さんが、
「こんな私で良ければ、よろしくお願いします。」
と僕のプロポーズを受け入れてくれた。
僕は柊華さんに指輪のケースを手渡して立ち上がると、柊華さんが僕にハグをしてくれた。
外はとても寒かったけれど、僕の心はぽかぽかと暖かくなった。
柊華さんと僕は公園を散歩しながら、結婚後の2人の将来について語り合った。
雪は2人を包み込むように、ちらほらと舞い続けた。
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