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「そんなんだったら、私がお尻を出して踊った方がよっぽど笑えると思えるんですけどね。ね~、モナリザさん?」
いよいよ本格的に泣き出したクニオ君のことが気の毒に思えていたモナリザは、急に話を振られて戸惑った。
「え? そうね~、笑えるかしらね~」
「ほれみろ! モナリザさんも私の方が面白いってよ!」
ハラハラと泣くクニオ君、そんなクニオ君の胸をつつきながらいじわるそうに笑うダビンチ、モナリザはどうすればいいのかわからなかった。
「うううーっ!」
ついにクニオ君がキレた。
胸をつついていたダビンチの人差し指を掴んで、その指を普通に曲がらない方向へと捻った。
「ぎゃーっ!」
ダビンチはあまりの痛さにその指を抱えながら身をかがめた。
クニオ君はそんなダビンチのかがめた体をがっちり抱えた。
「言わせておけばーっ!」
クニオ君はダビンチの体を抱えたままブンと振って、ダビンチのお尻がモナリザに向くようにした。
「そんなに言うなら、ケツ出せ、ケツーっ!」
ダビンチの服をまくり上げると、パンツをずり降ろして、生ケツをモナリザの前に晒した。
「や、やめろーっ!」
「ほら、ケツーっ! ほら、踊れーっ!」
生ケツを出したダビンチを小脇に抱えたまま、クニオ君はピョンピョンと飛びはねた。はねるのに合わせてダビンチの年老いただらしない尻肉がブリンブリン揺れた。
「ううう、このレオナルド・ダ・ビンチ、一生の不覚」
「あははは! ほら、モナリザさんもしっかり見て! どうです? 天才と言われたダビンチの、この間抜けな格好! あははは!」
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