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父に人を消す方法を教えてくれと泣きついた。
父はその道のプロだ。
「言ってくれればいつでも私が消してやるが」
「自分でやらなくちゃ意味がないんだ!」
そう言うと父は「わかった、私の技術をお前に叩き込んでやろう」とにっこり微笑んでくれた。
その日から厳しい修業が始まった。最初は鳥から練習してだんだん大きい動物に挑戦して、ついに私は父に認められるレベルの腕になった。
「ふふふ…」
今日はついに本番だ。薄手の手袋をつけて準備は万端。
あいつを消してやる!そう意気込んで俺は逸る気持ちを抑え足を踏み出した。
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