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けれど、それが3年近く続いたある日。
不意に、私の中で全てに限界が訪れる。
それは、私が中学3年生になった時の出来事だった。
修学旅行で京都に行く為、学級会を利用して班決めが行われたのだ。
公平を期すため、くじ引きで行われる班決め。
そうして、私もくじを引いたのだが……私の班が決まり、先生が私の名前を黒板の、班のメンバー欄に書き足したまさにその瞬間――。
同じ班になったクラスメイトの1人がこう叫んだのだ。
「遠藤さんと一緒なんて絶対に嫌です!楽しくない!何で一生に一回しかない修学旅行の同じ班に遠藤さんが入っちゃったの?!他の人と代わってよ!折角楽しみにしてたのに!台無しじゃない!」
途中からは泣きながら――髪を振り乱し、半狂乱になって、そう吠えるクラスメイト。
そんな彼女の姿を見ていたら……私の中で、ブツリと何かが切れる音がした。
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