浮気判定

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修斗は、続けて又土下座をしながら、 「本当に申し訳ない! でも本当に全く覚えてないんだ」と言い訳をしているようだが、 私の耳には何も入って来なくて、 ゴニョゴニョと耳触りな音だけが聞こえるようだ。 「ちょっと、待って!」 とりあえず、整理しなければ……と思って修斗を一旦止めた。 「ごめん」 「ごめんじゃなくて、居酒屋で飲んでて、次は?」 「カイトが先輩の経営するお店に行こう! って言って、皆んなでバーへ行った」 「そこまでは、覚えてるの?」 「それも、なんとなくだったから、カイトに聞いた」 「で?」 「その後は、全く記憶がなくて…… カイトが言うには、俺がベロベロに酔ってたから、蘭さんが『仕方ないから連れて帰る』って、お前されてたぞ、って……」 「え?」 急にカイトくんの言い方にも蘭さんにも怒りが込み上げて来た。
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