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「そうなのかなあ」
「修斗くんは悪くないんじゃない? あ、隙を与えてしまったんだから、全く悪くないとは言えないけど、酔って覚えてないって言うのは、本当だと思うし、あの女が勝手に持ち帰っただけじゃない?」
「そうなのかなあ?」
「変なこと聞くけど、修斗くんと酔ってしたことある?」と瑞希に聞かれて、
「あ〜いつも酔うと寝ちゃうから覚めるまで出来ないと思う」
「でしょう? なら本当に眠ってただけなんじゃない? 使いモノにならなかったと思うよ」と。
「そうだよね、でも無理やりキスぐらいは、されてたかもしれないなあ」と落ち込むと、
「まあ、酔ってるから茉子と間違えてしてる可能性はあるけどね」
「やっぱりそっか……」
「それは、セーフなんじゃない? わざとじゃないんだし、唇を無理矢理 奪われたのかもよ」
「あ〜またムカついてきた!」と言うと、
「やっぱ、修斗くんじゃなくて、あの女にムカついてるんだから、修斗くんを愛してる証拠だよ」
と言われた。
もちろん、そんなに急に嫌いにはなれない。
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