浮気判定

9/17
前へ
/314ページ
次へ
「とりあえず、家まで送って行くから」と、瑞希は私のマンションまで送ってくれた。 「大丈夫?」 「うん、ありがとう、ごめんね」 「何かあったら、いつでも駆けつけるから、連絡して!」 「うん、ありがとうね」 と言っていると、 「茉子!」と呼ばれた。 修斗だ。車で来たようだ。 瑞希が車から降りて、 「修斗くん! 茉子とちゃんと話して! 泣かせんじゃないよ!」と言ってくれた。 「はい、ご迷惑をおかけしました」と謝っている。 「じゃあ、行くわ」 「ありがとう〜」と瑞希に手を振った。 「ごめんな、ちゃんと話したい」と修斗が言った。 「うん、私も飛び出してごめん」 「あ、車で話す? それとも……」と修斗が言うので、 「もう遅いから、ウチで。車停めて来て」と言った。 「分かった」 「先に入ってるから」 「うん」 と、修斗は、駐車場へ向かったので、先に部屋に入った。
/314ページ

最初のコメントを投稿しよう!

191人が本棚に入れています
本棚に追加