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「俺、もうフットサルも行かない」と修斗は言った。
私は、修斗がフットサルをしている姿が大好きだ。
「え? 何も辞めなくても」
「まあ、就職したらホントに忙しくて、そんな暇もないかもだし会社で、もしフットサルやってる人が居たら、その人たちとやれば良いんだし、どこでだって出来るから」と言う。
確かに、大学のメンバーと出来るのは、もう数少ないのかもしれない。
「とにかく、俺は茉子を失いたくない。本当にごめん。お酒ももう飲まない!」と言う。
「え? でも、会社に入ったら飲まなきゃいけないこともあるんじゃないの?」
「大丈夫! 俺は、お茶でも水でも酔ったみたいに出来るから」と言っている。
私が暗い顔をしていると、
「まだ、何か気になってる?」と言う修斗
「キス……した?」と聞いた。
「ごめん、それも本当に覚えてないんだ」
「だよね? されてたかもね〜私と間違えてしてたかもしれないし……」
「本当に申し訳ない。覚えてないんだ」と頭を下げる。
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