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交代しながらミニゲームをしているようだ。
私は、サッカーのルールを詳しく理解しているわけではないが、スポーツ観戦は好きなので、ボールをゴールまで運んで、入れば得点になるということは分かる。
修斗がボールを持って、パスを出し又ボールをもらってシュートした。
ゴーール!
「ナイスシュート!」と思わず声を出して拍手をしてしまった。
自分で叫びながら、
──この場合、ナイス修斗!なのか?
あ、だから修斗っていう名前になったのか?
え、ご両親は、サッカーがお好きなのかなあ?
まだ、そんなことも知らないと思っていた。
すると……
「あっ」
しまった。何人かがこちらを見ている。
──え、聞こえたのかなあ?
私だと見つかった?
まあ、見つかっても良いのだが……
カイトくんが「茉子ちゃ〜ん!」と大きく手を振っている。
やはりバレたようだ。思わず小さく手を振った。
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