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しばらくすると練習は終わった。
修斗がボールを蹴っているところを観ることが出来て、私は嬉しかった。
すぐにシャワーを浴びに行ったようだ。
しばらくして、1番に出て来てくれた。
「修斗!」と呼ぶ女性の声がした。蘭さんだ。
何やら少し話している。
元カノ……
まだ、私は少し引きずっていた。
蘭さんと話しているだけで、まだ少し妬ける。
──でも、今は私の彼氏だもの!
と自分に言い聞かせる。
そして、こちらへ向かって小走りに来る修斗の背中越しに蘭さんが見えた。
今度は、こちらに向かって手を振っている。
お辞儀をして手を振った。
そんな私を見て
「ん?」と修斗
「蘭さんが手を振ってくれたから」
「そっか。お待たせ」
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