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私がメソメソしているから、きっと安心させる為に言ってくれたのだろうと思った。
2年先に、どうなっているのかなんて分からないけど、今の2人には別れるという選択肢はない。
お互いがそれだけ合うと思っているし、愛し合っている。
本当は、片時も離れたくないと思っている。
「俺だって茉子がもし遠くの勤務地になったら嫌だな」と言った修斗
「どうして?」
「なかなか会えなくなるし、それに……」
「それに?」
「茉子の周りに男が居ても分からないから」
「え? それって……」
私が蘭さんに妬いていることは、バレているが、
修斗も私のことを心配してくれているなんて、思わなかった。
「心配してくれてるの?」
「そうだよ」と照れ臭そうに言う修斗
「何を?」と意地悪に聞いてみる。修斗の口から聞きたいと思ったから。
「茉子が他の男に言い寄られたらイヤだ!」
と口を尖らせて言っている修斗
──ウウウッ可愛い〜
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