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プロローグ
「茉子〜」
「ん?」
「可愛い〜〜」
振り向くと、いつもそう言って、彼は目尻を下げて、顔を思いっきりクシャッとして、優しい笑顔をくれた。
目が合えばニッコリ笑い合える2人
言葉なんていらなかった。
大好きで大好きで、隣りに居るだけで幸せだった。
なのに、どうして……
私たちは、2度目の別れを迎えた。
どうして、こうなってしまったのだろう。
もう、彼には会えないのだろうか……
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