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「そ、そんな…!嘘ですよね?」
うっ
「いや、本当だ。昔から慕っている人がいる。だから俺の事は諦めて」
「諦めません!」
「えッ」
「何処の馬の骨か知りませんけど、レイドルフ様のお嫁さんになるのが昔からの夢だったのです!絶対諦めませんから!」
ルディナはそう言うと、立ち上がり一礼して去っていく。
「ダリ、送ってやれ」
「かしこまりました」
ダリは笑いを堪えているのか、肩を震わしながら一礼し、ルディナを追いかけた。
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