甘美の誓い:華麗なる姫と失念王子の物語

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急いで城を出たのはいいものの第56王子であるとき王子は 王族でありながらも権力がないので大したお金も持っていなかった。 そりゃあ第56王子なんだし、 後継者でもないからもう王族と言っても下の下の下。 「お金がない=馬車を雇うお金もない=走っちゃおう」 という思考がとき王子の頭の中に思い浮かんだ。 「なんとも庶民が考えそうなことだが、俺にとっちゃ走るなんてご褒美のようなもんだ!!!!ふははははは。」 とき王子は昔から体力だけには自信があった。 こんな変な王子だが嫌いにならないでやってほしい。 ただただあほなだけなんだよこの王子は…。 こののち、「お金がなかったので、馬車が買えませんでした。」 という言葉でこの国の歴史人物として教科書に載るのは また別のお話である。
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