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女神様はぱらぱらとページをめくっていく。
ああいいなぁ。私も読みたい。
「あらあら、こことよく似た世界があるわ。そこにしましょう」
一通り目を通し終えたのか、最後までページをめくり終えると女神様はそう言ってパタンと本を閉じた。
「それでは、あなたの来世に幸多からんことを」
「え……」
視界が徐々に白く染まっていく。何も見えなくなる。
私が最後に見たのは、にっこりとした笑顔で手を振る女神様の姿だった。
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