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第8話 新たな出会い
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宮本さんから、色々アドバイスを貰ってプロフィールを見直したのに、一週間、まったくサイト経由の連絡は無かった。かと言って、私から連絡するのは憚られた。
その次に宮本さんに会った時に「誰からもアプローチないんだけど」と愚痴った。
「う~ん、おかしいなぁ。友美のレベルが低いとは思えんけど」
「気を遣わなくても良いです」
「いやいや、本当や。それに君には女子大生と18歳というブランドがある」
それはたまたま私が置かれた立場であって、私自身の価値じゃない。それをブランドと言われても・・・・。
不満げな私の表情を見て、宮本さんが言った。
「女子大生も18歳も、ウソをついている訳やない。気にせず、利用できるモノは利用出来るウチに利用せなあかん。それにしても、おかしいなぁ。写真載せてる?」
「ううん、載せてない」
「あれ、僕が連絡した時は載せてたなぁ」
「なんか変なメールが多かったので、載せないようにした」
「そうかぁ。まあ、もう少し待って見て、見つからなかったら雰囲気の判る写真を載せてみようか。抵抗あるか?」
「うん、ちょっとね」
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