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「ただいま」
「おかえり、征大」
あれから海里はまた俺の部屋に毎日来るようになった。たまに俺が海里の部屋に行くこともあるけれど、基本は俺の部屋。
「今日もお疲れさま。ご飯もうできるよ」
「ありがと、手伝う」
二人で料理ののったお皿を運びながらキスをする。一度触れてしまうと簡単には離れられなくて、繰り返し唇を重ねる。
「……海里……」
「うん。ご飯食べないとね」
「んっ……」
首筋へのキスに反応する俺をじっと見つめた海里に背中を撫でられる。
「ねえ、征大」
「なに?」
「一緒に暮らそうか」
「……!」
甘い日々は続いていく。
END
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