雪の恋に終止符を

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 放課後。雪がそろそろとけ始める頃の帰り道。 「雪谷さん!」 「厚川くん……」  厚川くんが私を抱き締める。手紙を握り締めながら。 「……冬は、まだ終わってないよね?」 「……うん」  雪のような恋に、終止符を打たれた瞬間だった。
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