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かつて魔族たちに支配され、他国の戦擊からも逃れるのに時をかけていた国、ルレザン王国。
しかし、戦争には負け、支配が進行するばかりに、国は落ちこぼれかけていた。
そんな時、新しい皇子として、一人の子供が産まれた。
彼の名を、エテルニテといった。
皇子は、心優しく、勇気のある青年となった。皇子は、この国を守りたいと強い意志をもった。
そこで、隣の小さな村、そこの中の魔法使いの集落に、一番強いる少女が居ると聞き入れた皇子は、自ら会いに行った。
「我が国のために、力を貸してくれないか、魔法使いフルール。」
「……………エテルニテ皇子ですよね………、何故、私なんか子供に………。」
少女は、フルールというらしい。
元は、魔族たちの影響で家族を亡くした、孤児だった。
生まれた地に近い孤児院では、生き抜く為に魔法を身に付ける文化が有るので、そのうえで魔法使いとなったのだ、と。
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