親父の経過

3/7
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
親父の利き手が使えるのは良かった。 親父の移動に付き添いをお袋とした。 病室に運ばれると『すまなかったな。渉』という親父。 「あぁ、早く治して帰ろう」 「あぁ、左の麻痺を何としても回復するように努力する。 だから、母さんは、ずっとついてなくて良い。 時間の良い時に着替えを取りに来てくれ」 「えぇ、わかってるから」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!