親父の経過

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「むっくん、もっくん、かなくんと遊びたいからな」 親父は生き甲斐だからっていう。 「和美ちゃんとかほちゃんにも、すぐに増えるから子守を手伝ってくださいよ」 「もちろんだ。楽しみだから、病気に負けられないからな。 真世と香世の成長を見届けたいから・・・」 親父は右手が使えるのは良かったと言っている。 親父は病院食で、俺が買いに行った弁当を食べて午前中に出た洗い物を持って病室を出たが『渉、厚樹君、修二君に謝っておいてくれ』と言ったのを『あぁ』と告げ看護師に告げ帰った。
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