ある日、白い繭

16/19

19人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「どちらにしても、星菜が解錠したんじゃ。先ずはこの辺を案内せい」  うわっ!めちゃめちゃ上から! それにさ、それに、星菜って私と同じ名前の元カノがいたんよね。未練が滲んでるよね! 同じ名前やからって、私はその人の代わりになる気なんてさらさらない!  これ、普通なら完全にブチギレてると思う。けど、この美しい顔を見ていたら、なんていうか、そんな事は些細なことのように思えて全部許してしまいそうな自分がいる。  まぁとにかく、どこかでお昼ご飯にしよう。 そう思って、歩き始めた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加