貴女の幸せを願って

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だから、僕はななこ先輩の恋を応援することにした。 福田先輩に探りを入れたり(「どうだろうな~?」とはぐらかされたけど)、 ななこ先輩に福田先輩の好きなものを教えたりした(福田先輩のことをもっと知ることができてうれしいと言われた)。 その度にうれしそうに頬を染めるななこ先輩を見て、僕はとても癒された。 じんわり、目の奥が熱くなっていたような感じには気がつかないふりをした。
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