なんで僕じゃないんですか

1/5
前へ
/26ページ
次へ

なんで僕じゃないんですか

「これは、私と君だけの秘密だよ?」 先輩はいつものようににっこりと笑って言う。 僕の顔は今どんな顔なのだろう。 「はい、わかりました!」 と、良い後輩を取り繕えたつもりだ。 ただ、上手く笑えていたのかと、自分の中にぽつりと沈んだ。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加