ただの傍観者にしかなれない

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ただの傍観者にしかなれない

いつ雪が降ってもおかしくないような、そんな冬の日だった。 サークル帰りのいつもの電車の中で、その言葉を聞いたのは。 「私、福田くんに告白する。」 サッ……と顔が青ざめていなかったか。 この瞬間の、それだけが気がかりだった。
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