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クリスマス・イヴにデートするらしい。
ランチを食べて、映画を観て……。
そして、イルミネーションを一緒に見て、そのときに告白するんだと。
……なんだよ、それ。
そんなの、両想い確定演出じゃないか。
ななこ先輩を応援してきたはずだったのに、
自分の心中は「嫉妬」と「悲しみ」に覆われている。
かろうじて、絞り出した声は、
「……そうですか。」
という、何とも気の利かない一言のみだった。
幸いにして、先輩が降りる駅にはすぐ着いた。
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