完全な卑怯者になれたら楽だったのに
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「……振られたの、私。福田君に。」 電車に乗って、座って、すぐの一言だった。 駅までの道での無言から、察してはいた。 花のような笑顔が陰っていたのだから。 「彼、好きな人がいるんですって。ずっと前から。」 先輩は泣いていた。 泣いていないって先輩は言うと思うけれど、 瞳に浮かんだ水膜がほろほろと水滴として流れていた。
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