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今日はななこ先輩の卒業式だっていうのに、
一緒に電車で帰った。
「君との電車時間も学生生活の思い出だから。」
と言ってくれた。
いつもの電車時間だったけど、
袴のななこ先輩が素敵すぎて、
4月からは一人で帰ると思うと寂しくて、
感情がぐちゃぐちゃになっていた。
そんな風に思っていると、
ななこ先輩から、ねえねえと話しかけられて、
いつか聞いたような言葉が飛び出た。
「これは、私と君だけの秘密だよ?」
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