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「ちぇ、みんな、フラれて当然みたいな事ばっかり言いやがって」
コメントを読む僕の背中はどんどん丸くなる。
「最初はみんな、あんなに応援してくれてたのに」
フォロワー数もどんどん増えて、心強かった。
でも、結局、みんな面白がっていただけなんだ。
「そりゃそうだよな」
だけど、あきらめない。
僕の人生にこんな素敵な女性はきっともう現れない。
恥も外聞もかなぐり捨てて、僕は画面に向かって叫ぶ。
「どうか、みなさん、僕に力を貸してください」
おねがいしますうううううう。
画面に流れる、大きな赤い文字は僕の思いそのままだ。
さあ、どうだ。
どうなる?
緊張で指が滑る。
みんな、どう反応するだろう。
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