告白

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「ねえ、正幸、ゲームとわたし、どっちが大事なの」 「ん~ どっちも大事。──で、何?」 陰気な組子の顔が更にしんなりとした顔になった。 「隠しててもいつか分かっちゃうから言うね」 「何を?」 「私ね、日曜日の朝だけ目が覚めるとヒゲが生えているの」 ん? ヒゲ、 男女問わず大なり小なりヒゲが生えてくると思うのだが・・・ 日曜の朝だけ毛がボーボーなのか? 「今想像したでしょ」 「少しだけな、でもまあ、女性でもヒゲが生えてくる事くらい知ってるぞ」 「そうなんだけど・・・」 「で、それが何か問題が有るのか?」 「有るのか? って、有るに決まってるじゃない。女の私にすっごいヒゲが生えてくるのよ、そんな姿をあなたが見たらきっと嫌いになるわ!」
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