離れたくない

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離れたくない

 握った手をそっと、手を広げた 桜が空に舞う、きれいだ 「この思いよ、どうか届いて」、 そう思いながら、家路に着く、 君は相変わらず遠くを見つめている 「今日も桜、きれいだったのよ」 ボソッと言う、君は何も言わなくても、 思わず言ってしまい、苦笑いをした、 こんなのただの独り言になるだけね、 いつか届くといいな、この独り言が…  恨んでも憎んでもいないけれど、振り向いて欲しいというわがままがつのる、嫌ね、 こんな事思うなんて、思いもしなかった、 だって、毎日、目を合わせて話してくれる君がいたから、気にならなかったのにな…  さよならはしたくない、だから、 君のそばにいる、君は、見えない私をどう 思ってるのかな、何も思ってないのかな、 不安かられる、ダメ、苦しいのは私だけじゃない、彼も同じ痛みをかかえてるはず…  負けるな私!彼のそばにいるために、 頑張らないと!自分で自分を鼓舞した! 意味はなくとも、この恋さえあれば、 大切だった日々さえあれば、私は乗り越えられる、だってあなたが今でも好きだから 私にはいつもの日課がある、君の手を握ること、君の温もりを感じられるから、いつか、私の名前呼んで目を見てくれるまで、 バカみたいと笑われてもいつまでも続けるわ、こんな思いしても、幸せだもの 「君のそばにいさせてね、大好きよ、 愛してる」
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