1

1/1
前へ
/7ページ
次へ

1

外からしとしとと優しい雨音が聞こえてくる6月の夜 部屋の照明を暗くして、 陽太と私はベッドの上で映画を見ていた。 最初のうちは映画の内容について話しながら見ていたが、 1時間を過ぎたあたりから私は重い瞼を開けることに必死で、内容が全く頭に入ってこなくなっていた。 そんな今にも寝そうな状態で、陽太の声が断片的に聞こえてくる。 「明日の休みは、俺が_____。雫は___しなくていいからね。おやすみ。」 …しなくていい?どういうことだろう。 とても気になったが あまりの眠気に耐えきれず、私はいつの間にか眠りについていた。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加