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8月18日。 いつもより早めの朝食が終わると、烏は煌牙を連れて、ダイニングキッチンから出て行った。 私は、後片付けをしながら思う。 烏と居る様になって、煌牙は逞しくなったと。 父親が居るのと居ないのとでは、大きな違いがあるとも思った。 躾に関しては、烏は言葉でなく、駄目な事は『煌牙』と名を呼び、鋭い瞳で煌牙を見る。 たまにお互い睨み合ったまま、数分経つ時もあるけど、最終的に負けるのは煌牙の方。 私は、烏の躾に対してフォローをするだけ。 決して口出ししない。 何故なら、烏は間違っていないと思うから。 烏と出かけていた煌牙が帰って来て、私に話してくれた事は、船から見えた景色の事だった。 だから強く思う。 今は意味が分からなくても、大きくなったらキチンと、アヤナミの人間達がした事を話そうと。
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