Daydream〜初恋〜

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「あっ」 無意識に山道に生えていた花を踏んだ ことに気づき、足を止めた。 「何だよ、突然」 後ろを歩いていた宮嶋恭介がつんのめり、 俺に覆い被さった。 「悪い。花、踏んじゃった」 「あーあ、かわいそう。謝っておけよ」 宮嶋の言葉に周りにいた女子が苦笑いした。 「まさか。たかが花だぜ?」 俺は揺れる花を蹴飛ばし、先を急いだ。
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