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「いや、アンタが相手なら話は別ってことです。
大体いまのこの状況でそんなことして、それこそ佐藤さんがさらに傷つく状況に追い込まれるとは考えないんですか?」
ああ……まだパートさんは残ってる人もいる
みんな知らん顔してるけど、このやり取りを聞いてる?
ちぃの方に目を向けると、俯いたままだった
菊池は「大丈夫?」って聞いてる
「俺が車まで送るから帰ろう」
「……でも」
「それか人事の早川さんに相談に行こうよ
ね?」
ちぃは頷いた
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