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結局私はメロンソーダを、哲平さんはコーラを入れて部屋へ戻る。 「あ、そーだ。ねえ連絡先教えてよ」 「え?」 「また会いたいからさ。次は二人で」 「っ」 「ね?だめ?」 可愛らしい目で、おねだりをしている子供みたいに聞いてくる。 哲平さんは確かにイケメンだし、他の人からしたら一度話しただけでわかるくらい話しやすい。 きっともっと一緒にいたら楽しいのだろう。 それに―… もしかしたら 忘れられるかも、しれない。 私はいいですよ、といって連絡先を交換した。
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