12人が本棚に入れています
本棚に追加
「…やっとみつけた」
戻る途中、聞き覚えの声がして振り返る。
だけどそこには誰もいなくて
「聞き間違い…か」
幻聴を聞いてしまうほど、私は今神山に飢えているのだろうか。
そんなわけない。
だってなんのために今日ここにいると思ってるの。
神山を忘れる、そのためなのに。
ブンブンと頭を振って、その幻聴を自分の中から追い出す。
だけど
「なにやってるわけ」
その幻聴は、幻覚へと変わっていて
最初のコメントを投稿しよう!