17/38
前へ
/310ページ
次へ
「俺ら、中学同じなんだよね」 「…へっ!?」 先に頼んでいたアイスティーを飲んでいると喉に突っかかって、ゴホゴホと咳が出る。 「あぁ、ごめん。大丈夫?」 「え…あ、大丈夫です」 自分のおしぼりで口周りを拭き、精神を落ち着かせる。 「え…っと、同じ中学って―」 「うん。 まあ、俺と長澤は同じクラスになったことないんだけどね」 さっきまでは美羽ちゃんだったのに 苗字言ってないのにわかるってことは この人は本当に同じ中学だったんだ。
/310ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加