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「確かに、お前と別れてあいつ特定の人作らないで遊んでばっかだった。
本気の恋なんてできねえって感じの。
でもあいつは確かに泣いてた。…それは事実なんだ」
私たちの間には、ただ氷の音がからんと鳴っているだけ。
ほら、ほらね。
きっと恨んで泣いていたとか、特に理由もなしに泣いていたとかそんなところなんだよ。
だってあるわけないんだもん。
全部、全部繋がった。
岸君が言っていた、神山が特定の女を作らないで、遊んでばかりだった理由。
本気の恋をしなくなったその理由。
再会したあいつが、あんなに変わっていたその理由は
全部
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