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「え…と、」
この人は誰なんだろうか。
私の名前を知っているということは私の知り合いで間違いないんだけど…
「あ、…。私、すみれです。
美羽とは小さい頃からの友達。幼馴染ってやつかな。覚えてない…よね」
「…ごめん、なさい」
しょぼんとしたすみれさんに、私は謝る。
「謝らないで!美羽が悪いわけじゃ、ないんだし。それに…記憶がなくても私たちはずっと友達だから」
きっとすみれさんの言っていることは正しいのだろう。
お母さんがここにいれるのを許可、したくらいだし
それに
すみれさんと話すと、凄く落ち着くから。
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