11/28
前へ
/310ページ
次へ
「あれ…?連れてきたい人って」 「あぁ、うん。え、っとね」 少し戸惑いながらも扉の方まで足を進める、すみれさん。 「入れば」 素っ気ない声がして、 姿を見せたのは想像していた人とは全く違う… 男の人で 「…え?」 「この人、神山理人っていうの。美羽の、…美羽の」 神山、理人。 覚えているわけ、ない。 覚えているわけないのに 一瞬にして、身体が強張ったのがわかった。
/310ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加