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あの日から、もう数年が経ってる。 私は今もあの日の面影を探して今日も生きてる。 「美羽―!」 駅に六時半と呼び出され、時間通りに行くと目の前から茶髪のセミロングで少し巻いている女の子が走ってくる姿が見える。 「すみれ!」 幼馴染の、すみれだ。 小さい頃からずっと一緒で、なにをするにもどこを行くにも常に一緒にいた。 …と、いうか すみれの方が甘えん坊で私無しでは生きれないと言ってもいいほどの寂しがり屋だったから。 「ごめんね、急に」 「ううん。大丈夫だけど、どうしたの?」 今日、仕事をしていたらすみれから久しぶりに連絡が入った。 【今日の夜、飲みに行かない?】と。
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