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ひとりで帰ってしまおうか。 でも流石にここから帰るのに一人は結構きついものがある。 だけど、二次会に参加するというのはもっときつい。 「ほらーっ美羽も早く!」 幹事である真紀は先頭を歩きながら私の姿を見つけては声をかけてくる。 そんなところから、叫ばないで。 みんな、見るじゃん。 あまり目立ちたくはないんだ。 それに 神山に、私の存在を再認識してほしくない。 そんなこと無理なのに。 頭の中じゃ、神山の目に入らないようにって 神山、神山って 神山のことばかり。 神山のこと、好きなのに どうすることのできないこの想いを抱えて 避けてばっかり。
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