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あたし
弥嵜 空菜
「少しだけ…//」
水神様は頷いた。
水竜様
水神ノ尊
「少しだけ…そうか、ならば
この常夜の都、名物
"木の実せんべえ"を食べるとよい。
小腹が空いたときには、ちょうどよいのだ。」
さっき、滝壺に行く時に見た
ポスターにあった奴ね!気になる!
あたし
弥嵜 空菜
「そうなんですね!では、ぜひ…」
彼は頷き、指を鳴らして
影を呼び寄せた!
忠実なる影
「オヨビデショウカ…ワガアルジ…」
水神様は、頷く。
水竜様
水神ノ尊
「我が妻が、"木の実せんべえ"を食べたいらしい
もってきてほしいのだ。」
影は深々と頷く。
忠実なる影
「カシコマリマシタ…
ショウショウオマチクダサイ…」
影はスーッと消える…
水竜様
水神ノ尊
「空菜、1階へゆこう…
そこが食事場になっているのだ。」
あたしは頷き、水神様と
一緒に軋む階段を下り、1階に向かう。
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