🌊婚礼の儀🌊

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ん…水が流れる音がする… ゆっくり目を覚ますと、初めて見る 水没した和風都市を 水竜様の背中に乗って進んでいた! 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「おお、目覚めたか…ちょうどよい 今から…婚礼の儀を執り行うため 滝ノ間へ、向かっているところなのだ。」 軽く振り向く、水竜様… 声と瞳、たてがみで、この水竜様が さっきの水神(みなかみ)様であることは分かる。 045813ad-82bc-47d2-8a5f-f13e23165499 あたし 弥嵜 空菜(みざきそらな) 「ひっ、あ…あの、オバケはっ!?」 屋根の上に、座ってる 大きな影に顔を向ける! 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「案ずるな…あやつは、私の使いだ。 そなたには、なにもしないさ。」 周囲から、いろんな声が聞こえてくる… 姿無き声 「アア…ミナカミサマ、オメデトウゴザイマス…」 「ミナカミサマニ、ヨウヤク…ヨメガキタ!」 「ワレラノキボウダァ!」 「ナンテウツクシイ、オナゴダロウ…」 「アトツギガオガメル…」 …// あたし 弥嵜 空菜(みざきそらな) 「いろんな声はするのに あの影しか、姿が見えない…」 あたしは、周囲を見回す。 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「声は、この都市に棲む者達のものだ… そなたは…祝福されてるようだな。 あそこを進めばそろそろ、つく…//」 水神(みなかみ)様は"木の実せんべえ" というポスターが、たくさん貼られた壁を横切った。 8555b7eb-860f-4c50-84ad-403d5d900aaf
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