🌊婚礼の儀🌊

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その先は、洞窟になっていて 滝の上にいることが分かったんだけど 滝の落下速度を無視した水神(みなかみ)様は ゆっくりと滝壺に落ちていく なんていうか、すごく不思議な気分… 滝壺で、その姿は人のものに変わり 先ほど着ていた、藍色の和装は 白い和装に変わっていた! 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「そなたは、今から私の妻だ。 私の角から作りだされた 誓いの指輪を、そなたに…」 片膝立ちになった、水神(みなかみ)様 左手の薬指にぴったりな、指輪をはめられた…// あたし 弥嵜 空菜(みざきそらな)水神(みなかみ)様…// あたし、どこまでもついていきますっ」 彼は微笑んで、抱き寄せられ そのまま、唇を奪われ目を閉じていた…// 7e341a8f-c5e7-405f-99c7-442a36d20cab 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「…」 何度も重ねられる熱い唇に とろけそうになる…/// あたし 弥嵜 空菜(みざきそらな) 「っ…//」 か、体が…甘くしびれてきた所で その唇が、そっと離れた/// 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「ちゅ…おっと、すまない… 誓いのキスは、ここまで 深くなくてもよいのだったな//」 至近距離で見つめられる…// あたし 弥嵜 空菜(みざきそらな) 「…//」 水神(みなかみ)様の姿が 人のものから、本来の水竜の姿になって いつの間にか、その背中に乗っていた! 水竜様 水神ノ尊(みなかみのみこと) 「滝を登り、私が住む場所へ案内しよう。」 重力を無視して、滝を登っていく! あたしも…ずり落ちず 安定した位置にいて、ほんと不思議ね…
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