愛の薬

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ステリから三体の蛇の説明を聞いた。 竜の頭のような蛇はサビク呪いが扱える。 見た目がいたって普通の蛇はマルフィク毒が扱える。 目がなく身体が不完全に形成され中の魔力が見えている蛇はケバルライで闇を使えるらしい。 この三体にこの三人で有利に戦えるだろうかと考える何せレサイアは攻撃するには向かない回復術師だ。 どうするかとノルが考え込むとレサイアは「私が闇の蛇を引き付けておきますから二人は残り二体の蛇を封印しちゃってください」とレサイアが言う。 地面に丸い金色の玉のようなものが落ちている。 蛇の模様が入っている事からここに封印していたのだろうと拾い上げる。 「無理はするなよ」そうノルが言うとそれそれぞれ蛇の元へ向かっていく。 ノルは竜の頭のような蛇サビクの元へ行く。 呪い・・・精神的攻撃だろうかと考えていると響く咆哮と牙をむき出しにしている目の前に蛇に口角をあげてしまう。 「さて、色々と試させてもらうぞ」 魔力を身体に巡らせ魔法陣を右手に出現させ蛇に向ける。 魔法陣をサビクの上下に出して槍を飛び出してくる。 その攻撃を受けても尚動き続けてノルに飛び掛かってくる。 サビクの目の前に黒い魔法陣が浮き上がり黒い影が地面を広がる。 その影に足を突っ込んでしまいノルはその場に倒れてしまう。 サビクがジリジリと倒れたノルへと近寄っていく。 精神攻撃とは思ったが強制的に過去の出来事を見せられるとはなと思いながら辺りを見回す。 白い城と街並み漂白された国と青い空。 玉座の間には当時の仲間が倒れている。 この術を解かないといけないがと辺りの探索を始めようとした時。 王冠に白い髪に白い髭。狸のような体系。 忘れもしない仲間を殺した張本人の国の王。 容赦なく魔術を放ち王を打ち抜くと辺りは白んできて起き上がると地面に倒れていた身体を起こすと目の前にサビクが目の前まで迫ってきていた。
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